葛城社長と運命の恋を始めます
今日はお屋敷に帰りたくなかった。


中川さんたちの酷い虐めには耐えれたけど、美土里さんと朝陽さんの関係を聞かされたとき、朝陽さんを疑ってしまった自分が許せなくて。


本当の事を聞きたいのに、怖くて朝陽さんから逃げたのだ。


本当に情けなくて、朝陽さんに会いたくても会うのが怖くて、真実から逃げる事しか考えられなかった。


朝陽さんかに会いたい。


朝陽さんの胸に抱かれて幸せな気持ちになる。


「はなに辛い思いばかりさせてごめんな。」


違うの。


みんな私が悪い。


でも、今はこのまま眠りたいから。


今日は本当に疲れてしまった。


明日から元気になって、又頑張ろうと思う。


朝陽さんの笑顔が好きだから、その笑顔は私が守ってみせる。


私は本当に幸せだよ。


朝陽さんの腕の中で静かな眠りについた。











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