葛城社長と運命の恋を始めます
食後は私たちの為に用意された部屋に入った。


凄く広くて、家具も全てアンティークで統一され、私のお気に入りばかりを揃えてもらったが。


寝室にある、このキングサイズのベットは頼んでないのにな。


朝陽さんが使っていたので充分だったのに。


このベットいくらするよ。


部屋にはお風呂もトイレも、キッチンもあるし。


この部屋だけで生活が出来そうだ。


「はなもお風呂に入っておいで。」


あ、すっかり忘れてた。


この後の事、夫婦になってすることは、一応母さんに聞いてきたけど、緊張する。


朝陽さんとはキス止まりで、その後には進んでいない。


分かってるつもり。


頑張るから。


絶対、失敗したくない。


湯槽につかり、頭で色々と考えてみたけど、考えすぎて、のぼせて来た。


下着を着けずにバスローブを着る。


上手く歩けない。


「はな、ふらついてるけど大丈夫か。」


大丈夫だと思います。


「緊張してしまって。」


「俺も同じ。」


朝陽さんも緊張してるの。


「はなが俺のものになるんだと思うと、身体が震えて来た。」


嬉しいです。


朝陽さんにお姫様抱っこされて寝室へ向かう。


朝陽さんの心臓の音が半端なくて、本当に同じなんだと思えた。


朝陽さん、大好きです。


愛してます。










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