葛城社長と運命の恋を始めます
最終日、葉山さんが函〇駅で待っていた。


朝陽さんといられる時間も少なくなり、離れるのが辛い。


そうなのだ、朝陽さんはまだお仕事があるので、私は一人で帰る。


「はな、ごめんよ。本当は一緒に帰るつもりでいたのに。この埋め合わせは又するからな。気をつけて帰りなさい。」


素直にはいと返事をした。


朝陽さんの顔を見ずに新幹線に飛び込んだ。


だって、だって、涙が止まらない。


こんな顔を見せて、朝陽さんを困らせたくないから。


明日になれば会える。


会えるんだから、涙止まってよ。


「はな、愛してるよ。今日我慢すれば明日ははなに会えるから、泣くのはおしまい。」


そうメールが来て、スマホを胸に抱き締めた。


朝陽さんは私を絶対不安にさせない。


側にいても離れていても、いつも一緒だ、愛してると言ってくれる。


こんなに幸せで良いのかな。


そう思ってると、自然と涙が止まった。


お屋敷に帰れば、又花枝さんの嫌みを聞くことになるかも知れないけど、なんか負ける気がしない。


大丈夫、私には朝陽さんと言う素敵な旦那様がついているから。


この運命の恋にずっと溺れ続けていようと思う。










完。












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