葛城社長と運命の恋を始めます
夢なんかじゃない。


思わずベットから起き上がる。


何で、どうして、ベットに寝てるのよ。


ここは私の部屋なんかじゃない。


酔っぱらって何かやらかしたのか。


服は着ていたから、問題はないと思うけど。


朝陽さんは何処?



回りを見渡しても朝陽さんはいなかった。



その時部屋のドアが開いて、朝陽さんが入ってくる。



恥ずかしくて顔が見れない。



「おはよう。ぐっすり眠れたようですね。」



本当にごめんなさい。



頭を下げると、可愛い寝顔が見れて幸せでしたと言われた。


そんな問題ではない。



どれだけ迷惑をかけたのか?



聞くのも怖いし。



「もしかして、私をおんぶしてくれてのですか。」



はいと頷く。



穴があったら入りたいです。



ベットの上に正座をして謝った。



「謝らないで下さい。僕のマンションにはなさんを連れて来ることは、はなさんの両親に了解してもらいましたからね。」


何から何まで本当にすみません。


あ、帰らなきゃ。



今日は月曜日だから、大学がある。



違う。



今日から大学は春休みだったことを、すっかり忘れていた。










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