葛城社長と運命の恋を始めます
妹の文乃のが生きていればはなと同じ20才になっていた。


10才も年下の子に恋をするだなんて。


社長もどうかしてると思うのに、俺までがはなを好きになるだなんて、ここで踏みとどまれば、忘れられるはず。


この思いを社長が知ったらどうなる?


考えただけでも恐ろしい。


朝陽はかなり嫉妬深いし、俺の気持ちを知れば即くびだ。


今の仕事が気に言ってるし、辞めたくはない。


朝陽が社長になるとき、今の会長にどんな時も朝陽の側にいて、守ってやってほしいと頼まれた。


朝陽を守れるのは葉山君しかいないと言われ、本当に嬉しく思ったのだ。


だから、この仕事を続ける為に、こんな気持ちは直ぐに捨てて、今まで通りに社長に接しようと心に誓う。


はなへの思いは一時の気の迷いだと思えばいい。


忙しく仕事をしていれば、必ず忘れられるはずだから。


大丈夫だと自分に何度も言い聞かせた。



















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