葛城社長と運命の恋を始めます
俺のイライラは増すばかりで、社長との会話も面倒になっていた。


あれ、社長がいない。


取引先の社長と会食なのに。


社長は可愛い小物を売っている店にいた。


いい加減にしろよ。


そう怒鳴りたいのを我慢。


両手に紙袋をさげて、顔がにやついてる。


「はなが喜びそうな物を買った。早くはなに会いたいな。」


「取引先の社長がお見えになりました。荷物は私が預かります。」


嫌、いい、そう言って社長はお土産を自分で車のトランクに入れた。


取引先の社長との会食も無地に終わり、取引先が手離すホテルの視察をするために、そのホテルに向かう。


従業員もそのままの状態で引き取る事を社長が決めた。


格安で落とした訳だから、大丈夫だと思うがこの先が心配だった。


俺の計算から行けば大丈夫だとおもうのだが。


少し都会から外れた街にあるこのホテル、観光地も近くにあるし、宿泊客は望めるはず。


このホテルの前社長は高齢で、跡継ぎがいないため誰がに後を任せたいと、わが社に以来が来たと言うわけだが、最初社長は乗り気ではなかったのに。


とうした訳か、急に心変わりをしたと言う。


まさか、これもはなの影響なのか。


葛城朝陽は仕事にはかなり、非常な人間だ。


入らないものは、バッサリと切り捨てる。


人にたいしても。


なのにどうしたことか。


近頃の社長はおかしい。


このままではわが社が心配だ。










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