葛城社長と運命の恋を始めます

運命の恋の相手は朝陽さんなのに、葉山さんが気になってしまう

朝陽さんと2日も会えない。


仕事だから仕方ないけど、何だか寂しく感じる。


葉山さんも朝陽さんに動向したらしく、木村さんと言う若い運転手さんが迎えに来た。


本当にお仕事は大変だと思う。



朝陽さんにこのホテルをはなが好きなようにして良いと言うが、本当に大丈夫なのか。


だから、朝陽さんにお願いをして、ホテルの内装に詳しい人に来てもらう事にした。


中島さんは女性で、とても綺麗な人。


朝陽さんとは仕事仲間だと言う。


絶対、朝陽さんには中島さんのような人がお似合いだと思うのに。


朝陽がはなさんに夢中な気持ちが分かるわと言われた。


中島さんと朝陽さんは幼馴染みで、中島さんには彼氏がいるらしい。


そうでしたか、少しだけ心配になった。


「早く朝陽に会いたいって顔をしてるね。」


「はい。自分でも不思議なくらいに、朝陽さんのことばかり考えてしまうんです。」


それは好きって事ねといわれたけど。


本当にそうなのかははっきりしない。


運命の恋の相手が朝陽さんだと思うと嬉しいし、ドキドキもするけど、こんな私が朝陽さんと釣り合うのか、そればかりを考えてしまう。


でも、早く朝陽さんに会いたい。


声が聞きたくて、朝陽さんに電話をした。


「はなに早く会いたいよ。お土産をたくさん買ったから楽しみにしてて。」


「はい、私も早く会いたい。」


仕事を放棄して今直ぐに帰りたいと言うから、それは駄目だと言った。


「朝陽さん、お仕事頑張って下さい。私もホテルの内装を中島さんには教えて貰いながら頑張ります。」


「分かったよ。」


電話の向こうで葉山さんの声が聞こえた。


社長、いい加減にしてくださいと。


あの冷静な葉山さんが怒っているようだ。


葉山さんに何があったのか。



そう言えば昨日も葉山さんはイライラしてた。



多分、私は葉山さんに嫌われてると思う。



朝陽さんに私は似合わないと思ってるに違いない。



事実そうだから、何も言えなかった。


これからも葉山さんに会うことは多いと思うから、葉山さんともっと仲良くなるためには、どうすれば良いのだろうか。











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