葛城社長と運命の恋を始めます
大学の校門の前に高級車が停まり、私が降りた事が知れ渡り大変な事になってるようで。


知らない人にも声をかけられるし。


笑ってごまかすしかなかった。


同じサークルの高木さんが近づいてきて、はなもやるわねと言われたけど、なんの事ですか。


「青木から聞いたわよ。葛城コーポレーションの社長と付き合ってるんだってね。」


まぁ、そう言う事になるのかな。


「今度私にも紹介してよ。」


高木まどかさんは見た目も派手で、私とは真逆なタイプ。


同じサークルだけど、あまり話さない。


急に話しかけられて本当に驚いた。


教授に頼まれたお手伝いをしに来たのをすっかり忘れてしまい、慌てて教授がいる場所へと急ぐ。


すでにもう何人か集まっていて、青木君もいたから、高木まどかさんの事を聞こうと思ったが。


高木まどかさんとは関わりたくないと思った。


同じサークル仲間だから、無視をする訳にはいかないけど、噂話が大好きで、あの子の彼氏はいけてないとか、いつも悪口ばかりを言ってるから、好きになれない。


多分、私の事を嫌ってるのが分かるし。


教授のお手伝いを済ませて、カラオケ研究会の仲間といつもの居酒屋に向かった。








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