葛城社長と運命の恋を始めます
朝陽さんにお酒はほどほどにしなさいと言われてるから、あまり飲まないようにした。


青木君の近くに行き、朝陽さんの事をどうして高木さんに話したのかを聞くと。



別に話した訳じゃないから、はながあの車から降りるとこを高木が見たらしくて、あの男は誰だと聞かれたから、葛城コーポレーションの社長だと言っただけ。


「社長と付き合ってるとか、俺には分からないから。」


そうでした。


青木君を疑って、ごめん。


「まさか、本当にあの社長と付き合ってるのか。」


頷くと、青木君が顔を真っ赤にして怒りだした。



「あの社長が本気ではなと付き合う訳がないだろ。10才も年上で、何でこんなお子さまのはなが言い訳。」


青木君、それって、かなり酷い言われようですけど。


確かに考えてみれば、釣り合わないのは確か。


たけど、朝陽さんはこんな私が好きだと言ってくれた。


別にプロポーズされた訳じゃないけど、ずっと一緒にいようと言ってくれたし。


朝陽さんとの未来が見えた気がしたのも確か。


青木君に否定されたぐらいで、この気持ちは揺らいだりしない。


その後も絶対付き合うのを止めた方が良いといい、私が辛い思いをするのが見えてると断言までされた。


青木君のお説教を適当に聞き流して、今日は帰ろうかなと思っていると、朝陽さんから連絡が来る。


店の前で待ってるからと。


よし、決めた。


今日は帰ろう。


朝陽さんに早く会いたかった。

















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