葛城社長と運命の恋を始めます
店の前に車が停まる。


中々出れないでいると。


「どうしたの。」


「朝陽さんと離れたくない。ずっと、一緒にいたいなって思ってしまうの。ごめんなさい。」


謝る必要なんてないから、俺もずっとはなといたいから。


本当に同じ気持ち。


車から降りると、朝陽さんが私を抱き締めた。


「はな、結婚しよう。そうしたらずっと一緒にいられる。」


え、結婚、嬉しいけど、まだ大学生だし。


結婚しても大学には通いたい。


どうしよう。


でも、私の中でストント何かが落ちた。


朝陽さんとずっと一緒にいたい、離れるのが辛い。


こんな簡単に決めてはいけないのかも知れないけど、朝陽さんと結婚したいです。


ずっと先の未来も、朝陽さんと手を繋いで歩いて行きたい。


明るい家庭を作るとか、まだ分からないけど、朝陽さんと一緒にいられる道が結婚なら。


私は決めた。


朝陽さんの手を取り。


「お願いします。」


そう頭を下げると、朝陽さんがありがとうと言って強く抱き締めた。


もう、はなを離さないからと、嬉しくて舞い上がってしまう。


結婚と言う現実を分からないまま、朝陽さんの腕の中に飛び込んだ。








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