葛城社長と運命の恋を始めます
今日はもう遅いからこのまま帰るけど、なるべく早くはなの両親に結婚のお願いをしに来ると言って、朝陽さんは帰って行く。


冷静になって考えると、もしかして、大変な事になってるのかも。


私は家事が何も出来ないと言えば、お手伝いさんがやってくれるから心配はいらないと言う。


本当にそれでは良いのだろうか。


こんな簡単に結婚を決めてしまったことを、両親はどう思うだろ。


何でも簡単に考えて、いつも慎重さにかける。


絶対母さんに怒られるに決まってるし。


中々家に入れないでいると、母さんが目の前に現れた。


「店の前で何をしてるのよ。早く入りなさい。」


まともに母さんの顔が見れない。



絶対、怒られるし。



朝陽さんが話に来るまで、何も言わないで置こうとおもった。


結婚は自分たちだけの問題ではない。


朝陽さんの両親もいるのに、どうしよう、すっかり忘れてるよ。


もう、駄目だ。


何も考えられない。


今日はお風呂に入って寝よう。


朝陽さんにお休みなさいのメールをすると、よい夢をだなんて帰ってくるし。


思わず顔がにやけた。


夢でも朝陽さんに会いたいな。


















< 60 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop