葛城社長と運命の恋を始めます
夢に朝陽さんは出てこなくて寂しく思っていると、母さんに起こされた。


「朝陽さんが迎えに来たわよ。」


約束してないのに。


店に降りて行くと、朝陽さんと父さんが話をしている。


何を話してるのだろ。


「朝陽さんはお仕事なんだから、待たせないで行きなさい。」


「おはようございます。」


今日も庭いじりをするから、つなぎを着ていた。


父さんには高校生に見えるなと言われるし、母さんには本当に色気がないわねと言われるけど、つなぎは作業がしやすい。


「つなぎ姿も可愛いよ。」



エヘヘ。



嬉しいな。


朝陽さんに誉められのが一番嬉しい。


朝陽さんにsweetガーデン花ホテルまで送ってもらう。


今日は中島さんは来ないらしい。


一人で頑張って昨日の続きをしよう。


あれ、庭の所に誰かがいた。


朝陽さんは私を送って、お仕事に出かけたし。


誰?


近づくと多分私と同じ年ぐらいの男の人がいた。


恐々近づいて、挨拶をすると、あんたがはなさんと聞かれ、頷くと。


「俺は中島隼人、今日姉さんが来れないから頼まれて来た。」


中島さんの弟さんでしたか。


よろしくお願いしますと頭を下げた。


隼人君は私と同じ20才で、かなり有名な大学に通っているらしいけど、見た目は茶髪でピアスをいくつも着けてるし、この人は苦手だと思ってしまう。









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