葛城社長と運命の恋を始めます
朝陽さんは次の日仕事があると言うのに、無理矢理泊まらせてしまう。


ごめんなさい。


それにベットは私の部屋にしかない、客間に布団がひかれていた。


うちのお風呂は狭いし、恥ずかしい。


朝陽さんは気にしないと言ってお風呂に入ると、父さんのパジャマを着たけど小さいし、でも、なんだか可愛い。


はなは自分の部屋で寝なさいと言われたけど、朝陽さんの隣に布団を運んだ。


両親は朝が早いからもう寝てるから、大丈夫。


「はなは自分の部屋で寝なさい。」


やだ、朝陽さんと一緒がいい。


朝陽さんが大きなため息をつく。


朝陽さんが何か言ったけど、聞こえなかった。


「はな、おいで。」


朝陽さんの布団に潜りこんだ。


ドキドキする。


「俺も。」


朝陽さんの胸に耳をつけると、ドキドキが聞こえた。


朝陽さんも私と同じなんだ。


それが嬉しくて、そのまま胸に耳をつけてると、生殺しだなと言う。


あ、ごめんなさい。


自分の布団に戻ろうとすると。


「今日は何もしないから。ご両親がいるのに襲えないよ。」


恥ずかしくて、多分顔は真赤。


朝陽さんの暖かい胸に抱かれて、心地よい眠りについた。


夢で朝陽さんと手を繋いで海岸を歩いていると、大きな動物が私たちの前に立ちはだかる。


朝陽さんが危ない。


え、朝陽さんに抱き締められた。


これは夢、現実。


目を開けると目の前に朝陽さんの顔があって、あ、昨日は同じ布団で眠ったんだっけ。


朝陽さんって、まつげが長くて、お肌もつるつる。


じっと見つめていると、朝陽さんが目を覚ました。
















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