葛城社長と運命の恋を始めます
しばらく沈黙が続き、いたたまれなくなり思わず謝った。


ごめんなさいと何度も言うと、驚いたけどすごく嬉しいと朝陽さんが言う。


ホテルのオープンセレモニーに結婚式は良いが、準備が間に合うか分からない。


「我儘言って本当にごめんなさい。」


「違うんだよ。今の俺の頭の中で、色んな方法を考えてるから、はなの為に何とかしたい。」


本当にそう思ってくれてるのなら、すごく嬉しい。


こんな事していられないね、今すぐにはなのご両親に挨拶に行くよと言われた。


今から。


「そうだよ。時間がない。明日の仕事もキャンセルする。」


ダメです。


お仕事はしてください。


大丈夫、これも仕事になるからと言われた。


sweetガーデン花ホテルのオープンセレモニー。


なるほどと、納得した。


はな、明日からもっと忙しくなるぞと言われて、大きく頷く。


朝陽さんが出した手をつかんで、二人で車迄走る。


冷たい風が気持ちいい。









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