葛城社長と運命の恋を始めます
両親にははなは本気なのかと何度も言われたが、私は大きく頷いた。


父さんは分かったと言い、母さんは忙しい一ヶ月になるわねと笑顔で言う。


「私の我儘を聞いてくれて、ありがとう。私は父さんと母さんの子供で本当に良かったです。」


母さんにその言葉はまだ早いと笑われる。


血の繋がりのない私を我が子同様に育て、愛してくれた事に感謝しかない。


朝陽さんと結婚しても、ずっと二人の子供でいたいし。


恋愛もしらない私が結婚することを選んだのは、無謀としか思えないと思う。


でも、頑張るのは好き、それに朝陽さんも一緒だから心配はしてない。


両親にありがとうを伝えた。


明日は朝陽さんのご両親に挨拶に行く事になり、今日は眠れそうもないな。


朝陽さんを見送りに行こうとすると、父さんが朝陽さんと話していた。


父さんが朝陽さんに深く頭を下げているけど、何をしてるのだろ。


近づくと朝陽さんがありがとうございますと言ってるのが聞こえる。


何がありがとうなのだろうか。


私が近づくと、父さんは家に入ってしまう。











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