葛城社長と運命の恋を始めます
朝陽さんのお母様の菜緒さんに、絶対似合うわと見せられたのは、ピンク地に白い牡丹の花が描かれた打掛。


一目で気に入った。


素敵、似合うとかは別として。


かけて見ると、似合ってるかも。


はなの為にあるような打掛だなと朝陽さんに言われた。


この打掛は菜緒さんがデザインしたものらしい。


本当に私で大丈夫なのだろうか。


「これわね、いつか朝陽がお嫁さんを連れてきたとき、絶対着せようとデザインをしたの。」


そんな、おそれ多い。


朝陽のお嫁さんがはなさんで良かったと言われ。


素直に喜んだ。


その後、ドレスを試着すると、菜緒さんから葛城家に代々伝わるティアラを渡される。


これって、お値段は。


ダイヤモンドがたくさんついてるし、私が似合うのか不安。


ドレスもレースがたくさん使われていて、ドレスにも宝石がついている。


なん着か着たけど、最初に着たものに決めた。


朝陽さんが綺麗だと言ってくれたから。


結婚式の費用はどのくらいかかるものなのか。


「はなさんは何も心配しなくてもいいのよ。全部宣伝になるから、ただみたいな物よ。」



そんな事はないと思うけど。


朝陽さんが大丈夫だと言うなら、良いか。


本当に単純な私。


朝陽さんが、まるで母さんが結婚するみたいだなと言ってたけど、私は何も分からないし、出来ないから、本当に嬉しかった。


菜緒さんに娘が出来た気分で嬉しいと言われて、顔がにやける。


朝陽さんはお母様を早く帰したいみたいだけど、私はもっとたくさん話をしたいと思っていると、菜緒さんが二人が済むマンションを見に行こうと言い出す。


新しいマンションを買うらしいけど、私はあのお屋敷に住みたいと思ってだけど、朝陽さんには言えずにいた。











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