葛城社長と運命の恋を始めます
お部屋の中にはたくさんの観葉植物があり、家具もかなり古い物で本当に素敵で見とれてしまう。


この感じ好きだな。


「あら、お若いのに家具に興味があるのかしら。」



「分からないんですけど、この落ち着いた感じがすごく居心地が良いと思いました。」


「何も分からんく癖に。」


分からないけど、素敵な事を心で感じた。


この部屋の空気も美味しいですと言うと、お婆様の目が輝いて私を見つめる。


「若いのに珍しいわ。」


「可那子、小娘に騙されるな。」


さっきから、小娘、小娘って、うるさいは頑固祖父目。


心の中で思った。


出されたお茶を頂いて、勇気を出す。


ソファーから下りて、土下座をした。


私にはこれしかない。


「私はまだ20才の大学生です。結婚が早いのも分かってます。でも、朝陽さんとずっと一緒いたいと思ったのです。恋愛も未経験な私ですが、この恋に運命を感じました。」


私の強い気持ちはこの先揺るぐ事はない。


顔を上げで、正面のソファーに座る、二人を見つめた。


怖いけど、逃げないから。


その時、部屋に誰かが入ってきた。










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