葛城社長と運命の恋を始めます
ここでやっぱり無理ですなんて、言いたくても言えない。


たとえ、どんな事がこの先起きても絶対耐え抜いて見せる。


葛城家に嫁ぐ私は覚悟を決めた。


何度も自分に大丈夫と言い聞かせて。


直ぐに私が一ヶ月済む部屋を用意しえくれると言うので、急いで家に荷物を取りに行くことに。


前もって、両親には電話で伝えてあるから荷物は用意してくれてあるはず。


母さんにはそこまでする必要がなるのかと言われたが、私の決意は変わることはない。


あのお屋敷で必ず一ヶ月耐え抜いて、朝陽さんに屋敷で生活することを認めて貰いたいのだ。


自分が育った家なのだから、魔物の正体を必ずつかんで、ギャフンと言わせてやりたいし。


魔物って?


もしかして、優しそうなお婆様だったり?


イヤイヤ、それはないと思うけど。


考えると怖くなるから、止めておこうと思う。


ここまで来たからには頑張るのみ。


前進、前進だ。














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