地球の未来を背負った男【短編】


最後に部下らしき食パンから

「このお礼はいずれ必ず、ご連絡しますので」

と言って、やたらに分厚い紙束を渡された。


「そこの主人は我々の同胞です。何か困った事があったら、それを使って下さい」



こうして、カビパンいや、イースト金星の長は母星へと帰って行った。





紙束はよく見ると、近所のパン屋の無料引換券だった。









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