その件は結婚してからでもいいでしょうか

上を脱ぐって、自分で脱ぐの?
それ、めちゃくちゃ、恥ずかしい。

顔が真っ赤になるのを見て、先生が満足そうな顔をする。

あ、Sが発動してるんだ。
もうっ。

美穂子は顔を真っ赤にしながら、それでも果敢に挑む。

「わかりました。だから、見せてください」
「いいよ、おいで」

先生は美穂子を手で招く。美穂子は意を決して、先生のそばへ寄った。

「じゃ、じゃあお願いします」

美穂子が言うやいなや、ぐいっと腕を引っ張られた。
あっとう間に先生の胸の中に入る。美穂子まで毛布に包まれて、身動きが取れなくなってしまった。

あ、触れる感触が、全部素肌。

どっどっどっ。

「あーあ、俺、すごい変質者みたいじゃないか」
先生が美穂子の首元に唇をつけながら呟く。

「……言われてみればそうですね」
美穂子は感じたことのない素肌の感触に極度に緊張しながら、そう答えた。

「それでも見るの?」
「見ます」
「じゃあ、どうぞ」

先生がそう言うので、美穂子は清水寺から飛び降りるつもりで、えいっと毛布の中を覗いた。

!!!!!!!

衝撃。

「先生! ミギーがいましたっ」

先生の耳が、恥ずかしさで真紅に染まる。

「なんだよ、それーっ」
「寄生獣です」
「知ってるけど」
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