初恋
そして3週間目遂にそれは起こった。

その日は休みだったため1人で家にいた。
倉庫に行く気もなかったし、1日ゴロゴロしてるつもりだった。
でもそれは一通のメールによって全て壊された。

'今すぐ倉庫に来い'

総長からメールが届いた。
最近誰からもメールが届かなかったからなのか、久々に届いた連絡に舞い上がっていたのだろう。
ルンルンと倉庫に向かった。

恋「やっほー!……え…。」

倉庫に着くと1階の広場に現姫がボロボロの状態でいた。周りには幹部達全員が囲むように立っていた。
下っ端達はハラハラした目でこっちの様子を伺っていた。

「随分来るのが遅かったじゃねえか。」

殺気の篭ったその声を聞き私はビクッとなった。

恋「ご、ごめん…なさい。」

今まで彼らにこんな殺気向けられたことがない。

恋「あの…何があったの…?」

そう聞くと同時に幹部の1人薫が私のお腹を蹴りあげた。
そこは数日前現姫にやられ痣が出来ている所だった。

恋「かはっっ!!ゴホゴホっ!
…何、で!!」

私には蹴られる事に身に覚えがない。
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