俺の生きる意味を探して
「昴の願いは何だ?」
あ、俺の願いは……。
「男になりたい。」
「そーかそーか、男になりたいか……て、は!?」
?何か文句あんの?
「いえ、ないデス……(昴って女だったんだ……)」
そうか、ならいい。
どうせ、あそこにいても誰かに必要とされる訳がない。
「…………」
とりあえず、早く行かせろ。
「分かった。我、汝の呼び掛けに応え、この者を過去へ 飛ばしたまえ」
ポゥッ
あぁ、意識が薄れる。
「………昴、お前は必要とされている。」
何をいっている?
そんな………嘘には、騙されない。

そこで俺の意識は途切れた。
アイツの悲しそうな顔最後に。
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