俺の生きる意味を探して
「この子、さっきの不浪士たちを倒した張本人ですよ。」
「えぇ!?こんなに華奢なのに?」
………細くてガリガリで弱そうな見た目で悪かったな。
「さ、僕たちに着いてきてください。」
「チッ」
めんどくせぇ。
なんでこんな奴らに着いていかないといけねぇんだ。
「凜、凜のお父さん。それではさようなら。」
「お、おう。また来てくれよ!」
「昴さん、また会いましょう!」
うん、可愛い。
「行きますよ。」
めんどくさ。
ザッザッザッ………
「ねぇ、あれもしかして新撰組じゃない?」
「やだ、人斬り集団だわ………。」
………こんなにこの人たちは嫌われているのか。
俺みたいだな。
「わりぃな。外野の声は気にしないでくれ。これが俺たちの仕事何だ。」
「別に、気にならん。」
「そうか、ありがとう」ニカッ
この人はどうして知らない人に笑いかけられるんだろうか?
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