俺の生きる意味を探して
俺と土方さんの間に不穏な空気が漂う。
「……俺が入るのに藤堂さんは納得していない。それを解決するのは俺だ。関係ないあんたが口を挟むべきじゃない。」
「ほぅ……じゃあ、お前には何ができる?」
「そんなの、分かりませんよ。」
「……それが分かりもしないのに、よく口答え出来たな。」
「先に口を挟んだのはそっちでしょう?これは、俺と藤堂さんの問題だ。」
……この言い合いは中々終わらないな。
なら……
「俺は新撰組に入るのを辞退させて頂きます。」
「「「「「……え!?」」」」」
声を上げたのは近藤さん、沖田さん、三馬鹿の人たち。
土方かんは、目を見開くくらいか……。
……別に驚く顔を見たかったわけじゃねぇし。
山南さんは、俺の行動を予想してたっぽいね。
「……何故だい?桑原くん。」
山南さんが聞く。
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