俺の生きる意味を探して
「だがな、コイツの強さは局長も俺も認めて「いいでしょう。勝負しましょうよ、藤堂さん。」」
俺が土方さんの言葉を遮って言う。
「うん、すぐにしよう。」
藤堂さんの中にあった小さな焔が大きくなる。
だが……
「おい、何を勝手に話を進めている?それはこっちで決める。」
は?何を言っているんだ?
「これは“藤堂さんと俺の”問題だって言っただろう?あんたは口を挟まずに見ていればいい。」
隊士一人の意見も聞けないようなあんたは。
黙ってそこで藤堂平助が倒されるところを見てろ。
「さぁ、行きましょう、藤堂さん。」
「あ、あぁ。」
そして、俺はまた道場へ向かった。
< 51 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop