俺の生きる意味を探して
「信用した相手に裏切られるのが怖いんだろう?」
違う!違う違う!!
「お前は怖いという感情を捨てきれていない。」
「五月蝿い!黙れ!!」
そう言い“俺”は怒りのままに副長さんに掴みかかった。
「“俺”は怖くなんかない!!」
あぁ……ダメだ……。
“俺”という名の仮面が剥がれていく。
「じゃぁ、何故お前はわざわざ信用されないように仕向けるんだ?それはただ、お前が俺達を信用出来ないように距離を置こうとしているだけだろう?」
……ダメだ。
それ以上、言わないでくれ。
「違う!」
”俺“は拳を振り上げる。
その瞬間……
スッパーンッ
「ひっじかったさー……ん?」
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