俺の生きる意味を探して
「おぅ!よろしく!」
ヤル気満々だなぁ……。
まぁ、それは俺もだけどね。
「では、両者構え……始め!」
「……フッ!」
先にしかれたのは、永倉さんだ。
ガンッ
「………っっっ」
一撃一撃が重いな……。
手が痺れるっ。
俺は永倉さんに押されながらも、手元を狙った。
「っ!あっぶねぇ!」
チッ
ギリギリで避けられたか。
なら、もっと早くか……。
俺の眼に力が籠もる。
それを見た永倉さんの眼にも、ますます力が籠もる。
「………。」
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