俺の生きる意味を探して
俺は無言のまま、さっきよりも速いスピードで攻撃を繰り出す。
「……っっ」
永倉さんは攻撃を防ぐだけで精一杯のようだ。
……そろそろ、決めようか。
俺は構える。
……スッ
「それ、総司の三段突きの構えか!?」
「行きますよ。」
さぁ、永倉さんは避けられるかな?
「舐めんなよ、アイツと何年一緒にいると思ってんだ?避けきってやる!」
そう……俺のはもっと速いよ?
「……フッ」
俺は三段突きを繰り出した。
ガンッガンッガンッ
どうだと言わんばかりの顔を永倉さんはする。
……これで勝ったと思うのか。
甘いな……。
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