俺の生きる意味を探して
「手合わせお願いします!」
「あ……はい。」
「体力持つんですか?」
「まぁ、これくらいなら、全然大丈夫ですよ。」
「凄いですね!」
……なんだろ、すごく違和感がある。
そうか。
「あの、俺に何で敬語使ってるんですか?」
「桑原さんが強いからですよ!」
……そんな理由?
「俺、皆さんより年下なので敬語にしないでください。」
「「「「おう!!」」」」
なんて、俺は隊士の皆さんと話していた。
「しんぱっつぁん?どったの?」
「お前の怖い顔久しぶりに見たな。アイツになんか言われたのか?」
「いや……。」
と、藤堂さんたちが話していることに気付かずに。
< 77 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop