俺の生きる意味を探して
鋭い眼で見たつもりだが、土方歳三は俺を見つめ返してきた。
「……ふぅ、かなり話がズレたが、コイツを今回の件に参加させてもいいだろう?」
幹部たちは答えない。
肯定と言う事でいいのだろう。
「桑原も良いか。」
断れる理由がもう無いし。
「良いですよ。」
それにヤナセとの約束もあるからこの事件はかなり重要なんだよなぁ。
この事件、どう立ち回ろうか。
「話しはこれで終わりだ。解散。」
副長さんの言葉で幹部たちはそれぞれの部屋へ戻る。
俺への疑心を抱いて。
< 97 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop