舞う赤
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朝、目が覚めるといつも思う



このふわふわした夢でも現実でもないような曖昧にぼかされた時間が永遠に続けば良いのに



でもそんなことが起こるはずもなく、私はゆっくりと体を起こす



布団の隙間から入り込んでくるヒヤリとして空気に少し身震いして、立ち上がる



エアコンを付けてから部屋を出る



今まで私が寝ていたベッドにはもう1人、私の愛する人が眠っている



起きた時に寒くないように暖かくしておかなくちゃ



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