幼なじみの秘め事
「心羽と大翔くん」

「え?」

「いつか付き合うと思ってるのに」

「ないない」


美愛の言葉に手でないないとやる。


そりゃ。
愛望ちゃんと仲良くしてるのが
いいかっていったら嘘になる。

でも、好きとかじゃなくて
家族的なかんじ。

取られた感じかな?

それだけのはず。


「愛望、これやるよ」


大翔が愛望ちゃんの席に歩いていく。


「え?」

「この前のお礼な」


大翔が愛望ちゃんに微笑む。


「...ありがとう。でも昨日もカフェでおごってくれたのに」

「いいんだよ。気にすんな」


大翔が愛望ちゃんの頭を撫でる。


「ふたり昨日会ってたのー?!」


周りの子たちが騒ぎ出す。


「昨日、ライブだったからな」

「うん。2人で行ってきたの」


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