君のカメラ、あたしの指先
提案と承諾
ダメだ。山田が話している言語がもはや日本語に聞こえない。
「あの、あたし、本当に訳が分からないんですけど」
英語飛び越えてヒンドゥー語あたりなんじゃないかってくらい理解できない。
このままでは会話が成立しなさそうだ。たとえ通訳を通したとしても、相互理解は困難なものと思われる。
あたしは一つ深呼吸をした。
落ち着け。これじゃ埒が明かない。
自分のペースに持っていくのよ。
「とりあえず……整理したい。簡単なところから明確にしていっていいかな」
「そうだね。一気に色々言いすぎたね俺も」
とりあえず合意が得られてほっとした。ここから通じなかったらどうしようかと思った。
「紙に書き出していくね」
宣言してから、あたしはルーズリーフを一枚取り出してそこに今日の日付を書き込んだ。
「あの、あたし、本当に訳が分からないんですけど」
英語飛び越えてヒンドゥー語あたりなんじゃないかってくらい理解できない。
このままでは会話が成立しなさそうだ。たとえ通訳を通したとしても、相互理解は困難なものと思われる。
あたしは一つ深呼吸をした。
落ち着け。これじゃ埒が明かない。
自分のペースに持っていくのよ。
「とりあえず……整理したい。簡単なところから明確にしていっていいかな」
「そうだね。一気に色々言いすぎたね俺も」
とりあえず合意が得られてほっとした。ここから通じなかったらどうしようかと思った。
「紙に書き出していくね」
宣言してから、あたしはルーズリーフを一枚取り出してそこに今日の日付を書き込んだ。