サトウ多めはあまあまデス
次の日。いつも通りに見える日常。でも気持ちはどこかぎこちない。
やっぱり兄妹なのに想ってるなんて不毛なのかな…。そんな考えが頭をもたげる。
ルーくんなら確かに従兄弟だし、好きになっても未来はあるわけで。何より想ってくれている。
別にルーくんじゃなくたって、別の人でも未来はあるわけで。そう、つまりケイちゃん以外の人なら。
どうしてケイちゃんはお兄ちゃんなんだろう。
また考えてもどうにもならない考えが頭を巡って心とらわれてしまっていた。
「就職用の書類を用意するのを忘れてたから、今日こそ準備しようと思うの。」
「あぁ。」
ケイちゃんもなんとなく元気なさそう。どうしたんだろう。
そんな視線を感じたのか目を伏せてからケイちゃんが口を開いた。
「なぁ。俺じゃなくてもココを守っていける奴もいるんじゃないのか?例えば瑠羽斗とか。」
突然の言葉。
よく分からないけど怒りがフツフツと込み上げてきた。
「何を言ってるの!?私のお兄ちゃんはケイちゃんだけでしょ?どうしてそんなこと言うの?俺はお兄ちゃんだからどこにも行かないって言ってくれたじゃない!」
よく分からない怒りをぶつけると、目を見開いたケイちゃんと目が合った。
どうして…。どうしてそんな悲しいこと…。
確かにどうしてお兄ちゃんなんだろうって悩んではいたけど。だからって…。
いつの間にか涙が出てきて怒っていたのに、うぅ…と言いながら俯いた。
「…ゴメン。ゴメンな。ココ。」
ケイちゃんはそう言いながら抱きしめてくれて、私はケイちゃんの胸の中で泣き続けた。
ケイちゃんはきっと悪くない。でも私もなんと言っていいのか分からなかった。
やっぱり兄妹なのに想ってるなんて不毛なのかな…。そんな考えが頭をもたげる。
ルーくんなら確かに従兄弟だし、好きになっても未来はあるわけで。何より想ってくれている。
別にルーくんじゃなくたって、別の人でも未来はあるわけで。そう、つまりケイちゃん以外の人なら。
どうしてケイちゃんはお兄ちゃんなんだろう。
また考えてもどうにもならない考えが頭を巡って心とらわれてしまっていた。
「就職用の書類を用意するのを忘れてたから、今日こそ準備しようと思うの。」
「あぁ。」
ケイちゃんもなんとなく元気なさそう。どうしたんだろう。
そんな視線を感じたのか目を伏せてからケイちゃんが口を開いた。
「なぁ。俺じゃなくてもココを守っていける奴もいるんじゃないのか?例えば瑠羽斗とか。」
突然の言葉。
よく分からないけど怒りがフツフツと込み上げてきた。
「何を言ってるの!?私のお兄ちゃんはケイちゃんだけでしょ?どうしてそんなこと言うの?俺はお兄ちゃんだからどこにも行かないって言ってくれたじゃない!」
よく分からない怒りをぶつけると、目を見開いたケイちゃんと目が合った。
どうして…。どうしてそんな悲しいこと…。
確かにどうしてお兄ちゃんなんだろうって悩んではいたけど。だからって…。
いつの間にか涙が出てきて怒っていたのに、うぅ…と言いながら俯いた。
「…ゴメン。ゴメンな。ココ。」
ケイちゃんはそう言いながら抱きしめてくれて、私はケイちゃんの胸の中で泣き続けた。
ケイちゃんはきっと悪くない。でも私もなんと言っていいのか分からなかった。