サトウ多めはあまあまデス
「俺、風呂入ってくる。」
パソコンの電源を落としたケイちゃんは全くもって余裕綽々だ。
でも私は聞きたいことがあった。ケイちゃんの腕をつかむと口を開く。
「パパの愛情を独り占めしてた私のこと憎いとか思わないのかな。ケイちゃんは。一緒に暮らすなんて大丈夫?」
しばしの無言。
そりゃそうだろって声が聞こえてきそうで心臓がドクドクする。
「ココって馬鹿なのか?」
「…えっと。」
何か馬鹿発言しましたっけ?
ケイちゃんは、はーっとため息をついて頭をかいた。
「ココの方こそ俺のこと憎いって思わないのか?隠し子だぞ。」
「それは…。だって…悪いのパパだもん。ケイちゃんは悪くない。」
そのくらい分かる。
だっておイタしたのはパパなわけで…。
プッ…ハハハッ。
思わぬ大笑いにきょとんとしてケイちゃんの顔を見る。
「じゃ俺だって同じ。」
「同じ?」
「そう同じ。」
「…じゃやっぱりパパはクソジジイ!ってことだね。」
呆気に取られた顔をしてからクククッと笑ったケイちゃんの顔は今までの笑顔よりずっとずっとよかった。
なんでそう思ったんだろう。
分からないけど素敵に見えた。
パソコンの電源を落としたケイちゃんは全くもって余裕綽々だ。
でも私は聞きたいことがあった。ケイちゃんの腕をつかむと口を開く。
「パパの愛情を独り占めしてた私のこと憎いとか思わないのかな。ケイちゃんは。一緒に暮らすなんて大丈夫?」
しばしの無言。
そりゃそうだろって声が聞こえてきそうで心臓がドクドクする。
「ココって馬鹿なのか?」
「…えっと。」
何か馬鹿発言しましたっけ?
ケイちゃんは、はーっとため息をついて頭をかいた。
「ココの方こそ俺のこと憎いって思わないのか?隠し子だぞ。」
「それは…。だって…悪いのパパだもん。ケイちゃんは悪くない。」
そのくらい分かる。
だっておイタしたのはパパなわけで…。
プッ…ハハハッ。
思わぬ大笑いにきょとんとしてケイちゃんの顔を見る。
「じゃ俺だって同じ。」
「同じ?」
「そう同じ。」
「…じゃやっぱりパパはクソジジイ!ってことだね。」
呆気に取られた顔をしてからクククッと笑ったケイちゃんの顔は今までの笑顔よりずっとずっとよかった。
なんでそう思ったんだろう。
分からないけど素敵に見えた。