サトウ多めはあまあまデス
 静かな病室。パパが金に物を言わせて取ったのか、はたまたここしか空いてなかったのか。個室の一室。

 まぁだからこんなに話してても怒られないんだけど。

 パパの悪知恵なのかなんなのか、エキストラベッドがあって付き添いの人も眠れるようになっていた。

「ケイちゃん…というかヨシくんのがいいのかな?」

「やめろよ…。ケイちゃんでいい。」

「じゃ、ケイちゃん。病院の服ならあるから着替えたら?タオルとかないかな…。」

「大丈夫だからココは寝てろよ。」

 よくよく見れば濡れてるケイちゃんは色っぽい。
 いやいや。こんな時に不純な…。

 でも…病室とは言え、好きな人と同じ部屋で2人っきりってパパ本当にどうしちゃったのー!

 着替えるであろうケイちゃんを意識して、そっちを見ないように横向きになった。
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