サトウ多めはあまあまデス
 佳喜は心愛から離れ、つぶやいた。

「バカは俺だ…。」

 心愛に言われたからと甘えてバイトをし、機嫌が悪い心愛にどうしていいのか分からずに再びバイトに行った。

 それなのに…。

 居酒屋で目に映った光景に衝動的に行動した。
 男といたからってなんだというのか。

 リビングで立ち尽くしたまま俯いていく佳喜の背中にトンと何かが当たった。
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