サトウ多めはあまあまデス
昨日とほぼ同じ予定で、最初に優ちゃんと会った。
「知ってるよ。昨日の彼がお兄ちゃんでしょ?」
「え?分かってたの?」
ランチに来たファーストフード店で優ちゃんは当たり前でしょって顔してる。
「ケイちゃんって呼んでたし。どことなく似てるんじゃない?」
そういえばケイキって名前だって話したっけ。
顔かぁ。そうかなぁ。似てる…か。
そういうこと考えたことなかったなぁ。
「それに心愛ちゃん一言も彼氏できたとは言ってなかったもん。それで本当に昨日の彼が彼氏だったら私は激怒します。」
ほんわか口調で言われたのにそれが逆に恐いよぉ。
「分かってるよ〜。優ちゃんには一番に報告するって!」
私の返事に満足そうな優ちゃんはニコニコしてる。
「いいお兄ちゃんじゃないかな。心愛ちゃんにぴったり。」
「そうなのかな。よく分からないや。」
ずっと一緒にいた優ちゃんが、いいお兄ちゃんで私にぴったりって言うならそうなのかな。
「だいたい心愛ちゃんは未だに初恋の彼を忘れられないんだから彼氏なんて夢のまた夢だよね。」
「そ、そんなことないよ!」
「だって。その初恋の彼はどこの誰かも分からないんでしょ?」
「う…。まぁ。」
初恋の彼って優ちゃんは言うけど、初恋かどうかも怪しい甘酸っぱい記憶…。
しかも記憶は曖昧で二人の男の子なのか、両方とも同じ男の子だったのかも覚えていないくらいのあやふやぶり。
誰かも分からないんじゃどうにもならないしさぁ。でも不思議と忘れられないでいる男の子。
「知ってるよ。昨日の彼がお兄ちゃんでしょ?」
「え?分かってたの?」
ランチに来たファーストフード店で優ちゃんは当たり前でしょって顔してる。
「ケイちゃんって呼んでたし。どことなく似てるんじゃない?」
そういえばケイキって名前だって話したっけ。
顔かぁ。そうかなぁ。似てる…か。
そういうこと考えたことなかったなぁ。
「それに心愛ちゃん一言も彼氏できたとは言ってなかったもん。それで本当に昨日の彼が彼氏だったら私は激怒します。」
ほんわか口調で言われたのにそれが逆に恐いよぉ。
「分かってるよ〜。優ちゃんには一番に報告するって!」
私の返事に満足そうな優ちゃんはニコニコしてる。
「いいお兄ちゃんじゃないかな。心愛ちゃんにぴったり。」
「そうなのかな。よく分からないや。」
ずっと一緒にいた優ちゃんが、いいお兄ちゃんで私にぴったりって言うならそうなのかな。
「だいたい心愛ちゃんは未だに初恋の彼を忘れられないんだから彼氏なんて夢のまた夢だよね。」
「そ、そんなことないよ!」
「だって。その初恋の彼はどこの誰かも分からないんでしょ?」
「う…。まぁ。」
初恋の彼って優ちゃんは言うけど、初恋かどうかも怪しい甘酸っぱい記憶…。
しかも記憶は曖昧で二人の男の子なのか、両方とも同じ男の子だったのかも覚えていないくらいのあやふやぶり。
誰かも分からないんじゃどうにもならないしさぁ。でも不思議と忘れられないでいる男の子。