サトウ多めはあまあまデス
両手に何枚ものピザを入れた袋を持つケイちゃんは重くはなさそうだけど、大変そう。
「何か持とうか?」
「大丈夫。それより両手が塞がっててココを抱きしめられないことが不満。」
「何よそれ…。」
またお色気だだ漏れか…と呆れた素振りをするけど本当はドキドキしていた。
やっぱりさっき急に抱きついたのはまずかったよね…。
今だって。本当はギュッってくっつきたい。どうしたんだろう。私。
従兄弟の家に着くと桜さんが出迎えてくれた。
「こんなにたくさんのピザ。ありがとう。美味しそう。」
「あの、すみません。ピザお渡ししていいですか?」
「え?えぇ。」
ケイちゃんは桜さんにピザを全部渡してしまうと私の方へ向き直ってギューッと抱きしめた。
あの…恥かしい。ケイちゃん…。嬉しいけど恥かしい。
「まぁまぁ。本当に仲良しね。ピザを持ってきてくれるっていうからサラダなんかは作っておいたのよ。ハグタイムが終わったら上がってね。」
桜さんは慣れた様子で私たちを放置して中へ行ってしまった。
さすがパパ達で慣れてるよね。スキンシップ激しい家族だもんね。
それでも外でこれは恥かしい。
「ねぇ。ほら行こうよ。ケイちゃん。」
「どうしたのか教えてくれないなら行かない。」
どうしたのかって言われても…。
ただ兄妹って思ったら急に寂しくなったなんて言えない。
再び玄関の扉がガチャッと開いて今度はルーくんが顔を出す。
「何やってんだよ。心愛は俺んだぞ。」
「瑠羽斗…。邪魔するな。」
「…ッ。邪魔ってなんだ。兄ちゃんのくせに。」
「お兄ちゃんだからだ。」
これ見よがしにルーくんを見ながらケイちゃんは私の頬に唇を寄せた。
「…ッ!!!それ外ですると喜一さん、すっげー怒るんだからな!」
「俺は喜一さんからするように言われてる。お兄ちゃんの特権。」
「嘘つけ!」
「もーぉ!うるさい!ご近所迷惑!とにかく中に入ろう。」
なんなのよ。ルーくんもケイちゃんも。
なんか私バカみたいじゃない。ケイちゃんがお兄ちゃんで悩んでるんだからね!
「何か持とうか?」
「大丈夫。それより両手が塞がっててココを抱きしめられないことが不満。」
「何よそれ…。」
またお色気だだ漏れか…と呆れた素振りをするけど本当はドキドキしていた。
やっぱりさっき急に抱きついたのはまずかったよね…。
今だって。本当はギュッってくっつきたい。どうしたんだろう。私。
従兄弟の家に着くと桜さんが出迎えてくれた。
「こんなにたくさんのピザ。ありがとう。美味しそう。」
「あの、すみません。ピザお渡ししていいですか?」
「え?えぇ。」
ケイちゃんは桜さんにピザを全部渡してしまうと私の方へ向き直ってギューッと抱きしめた。
あの…恥かしい。ケイちゃん…。嬉しいけど恥かしい。
「まぁまぁ。本当に仲良しね。ピザを持ってきてくれるっていうからサラダなんかは作っておいたのよ。ハグタイムが終わったら上がってね。」
桜さんは慣れた様子で私たちを放置して中へ行ってしまった。
さすがパパ達で慣れてるよね。スキンシップ激しい家族だもんね。
それでも外でこれは恥かしい。
「ねぇ。ほら行こうよ。ケイちゃん。」
「どうしたのか教えてくれないなら行かない。」
どうしたのかって言われても…。
ただ兄妹って思ったら急に寂しくなったなんて言えない。
再び玄関の扉がガチャッと開いて今度はルーくんが顔を出す。
「何やってんだよ。心愛は俺んだぞ。」
「瑠羽斗…。邪魔するな。」
「…ッ。邪魔ってなんだ。兄ちゃんのくせに。」
「お兄ちゃんだからだ。」
これ見よがしにルーくんを見ながらケイちゃんは私の頬に唇を寄せた。
「…ッ!!!それ外ですると喜一さん、すっげー怒るんだからな!」
「俺は喜一さんからするように言われてる。お兄ちゃんの特権。」
「嘘つけ!」
「もーぉ!うるさい!ご近所迷惑!とにかく中に入ろう。」
なんなのよ。ルーくんもケイちゃんも。
なんか私バカみたいじゃない。ケイちゃんがお兄ちゃんで悩んでるんだからね!