恋の神様におまかせ♪



恋人繋ぎをしたまま出店を回って、焼きそばとかたこ焼きとか、
いろんな食べ物を道島くんが買っていって、人が少ないところまで離れて二人で食べる。

あんまりお昼をたくさん食べてるイメージはなかったけど、私がたこ焼きを食べてる間に次々パックを空にしていく道島くん。


食べるの早いのね……。

それとも私が遅いの?


チラチラ横目で彼を見ながら、たこ焼きを頬張る。


「……あんま見られたら食べにくいんだけど」


横目で私を見て、少し照れくさそうな顔をする。


いや、すごい食べてるじゃない……。


「ごめんなさい」


「……いいけどさ」


視線をお好み焼きに戻して、最後の一口を頬張った。


もぐもぐ頬を膨らませて食べてる顔が可愛くて、思わず微笑んだ。


もとの顔がかっこいいから、どんな表情をしていても決まって見える。

そんな人が私を好きなんて、まだ信じられない。


こんな奇跡は、きっと二度と来ないんだから、もっと大切にしないとダメよね。







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