恋の神様におまかせ♪
家に帰ると、二階の自室まで階段を駆け上がって、ベットに倒れこんだ。
涙が止まらなくて、息が上手くできない。
このまま酸欠で死んでしまいたい。
泣いて泣いて、涙が枯れた頃に隼人の笑顔を思い出して、また涙が込み上げる。
それの繰り返しで、いつまで経っても涙が止まらなくて。
いつのまにか、泣きつかれて眠ってしまっていた。
***
目が覚めると、カーテンを開け放したままだった窓から燦々と太陽の光が降り注いでいた。
泣き腫らした目に沁みて、瞼を開けられない。
きっとひどい顔してる。
夏休みで良かった。
今が何時かわからないけど、お母さんもお父さんももう仕事で起こしに来ないだろうし、もっかい寝よう。
私は再び眠りについた。