恋の神様におまかせ♪


――――
――――――



誰かが、私を呼んでる。

お母さんたちが帰ってきたのかな……?


霞む目を開いて、お母さんを呼ぶ。

でも返事はない。


目を擦って、視界の端に写った人影に目を向ける。



その人影をクリアになった視界に入れた瞬間、目を見開いた。




「……は、隼人」


「……おはよ」



ガバッと体を起こして、ベットの側に座っていた隼人から限界まで離れる。

布団を抱き寄せて、壁に背をつける。








< 146 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop