恋の神様におまかせ♪
「な、何しにきたの……?」
警戒しながらそう聞くと、隼人はベットに手をついて、距離を詰めてきた。
「誤解を解きたくてさ。あいつは俺の――」
「もういい」
「……え?」
「別れるって言ったでしょ。今更弁解とか……しなくていい」
もういいんだ。
昨日半日泣きまくって吹っ切れた。
この世界には隼人じゃなくても、私を好きだって言ってくれる人は必ずいる。
隼人がいなきゃ死ぬって訳じゃない。
学校違うし家だって近所じゃないんだから、気まずくもならない。
もう、私に隼人は必要ない。