恋の神様におまかせ♪
「稲穂!何処にいるの!?」
隼人の家の周りを探す。
すると、家と家の間の細い道に、稲穂が倒れていた。
「稲穂!?どうしたの!?しっかり……」
稲穂の体を抱えて声をかけていると、突然、悲鳴が聞こえた。
隼人の家からだ。
私は一度稲穂をそこに寝かせて、隼人の家に入った。
廊下を抜けて、リビングの扉を開く。
この前の女が、口元を押さえて涙を流している。
彼女の目を追って、ゆっくりと進むと、
「…………は、隼人……?」
隼人が首から血を流して倒れていた。