恋の神様におまかせ♪



「稲穂!何処にいるの!?」


隼人の家の周りを探す。

すると、家と家の間の細い道に、稲穂が倒れていた。


「稲穂!?どうしたの!?しっかり……」



稲穂の体を抱えて声をかけていると、突然、悲鳴が聞こえた。

隼人の家からだ。


私は一度稲穂をそこに寝かせて、隼人の家に入った。


廊下を抜けて、リビングの扉を開く。

この前の女が、口元を押さえて涙を流している。

彼女の目を追って、ゆっくりと進むと、









「…………は、隼人……?」










隼人が首から血を流して倒れていた。














< 154 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop