恋の神様におまかせ♪
暫くすると落ち着いたのか、震えがとまった。
そっと体を離すと、泣き疲れたのか目を腫らして寝てしまっていた。
稲穂の体を横抱きにして、ベットに運ぶ。
起こさないようにベットに寝かせて離れようとすると、グンッと引っ張られる。
俺の横腹辺りの服を、強く握って離してくれてなかったみたいだ。
その手を掴んで離そうとしたけど、寝てるはずなのに、握る力が強すぎて離せない。
無理矢理ひっぺがすのは可哀想かな……。
仕方ないので、腕を伸ばして電気を消して、ベットに潜って稲穂を軽く抱きながらそのまま眠りについた。