恋の神様におまかせ♪
*11*蒼太の過去
目を覚ますと、蒼太はいなかった。
テーブルに目をやると、真ん中に置かれたデジタル時計には13:26と表示されていた。
……寝過ぎた。
私はむくっと起き上がって、ベットから立ち上がる。
あれ?なんでベットで寝てたんだっけ……?
ベットを見ながら小首を傾げたけど、あまり深く考えず、まあいっか、と流す。
私には、やることがあるんだ。
小さいことに気を取られていられない。
私は冷蔵庫を開いて、蒼太が私のためにと買っておいてくれたヨーグルトを食べて窓を開いた。