恋の神様におまかせ♪
そんな感じで4人での勉強を続けた結果、全員志望校に受かることができた。
明日から新しい場所で、新しい日常が始まる。
潤平は家が近いから、明日からも何も約束なんてしてないけど、一緒に登校すると思う。
朝霧は……どうすんのかな。
ちょっと気になって、明日一緒に行く?ってLINEを送ってみた。
するとすぐに既読になって、ものの数秒で返信がきた。
“いく!!!!!!!!”
!!多すぎだろ。
必死だな。
ふっ、と頬が緩んだ。
最近朝霧と話してると自然と笑ってしまう。
だいぶ気を許してしまってるみたいだ。
俺は分かった、と返して、ベッドに横になった。
***
「おっはよん♪」
「おはよう!」
「あぁ、おはよ」
俺の家の前に並んで立っていた2人に挨拶を返して、自然と朝霧の横に並ぶ。
道中下らない話で盛り上がりながら登校して、それぞれの教室に入っていった。