恋の神様におまかせ♪



「何が?」


潤平が聞くと、朝霧はガバッと勢いよく俺たちの前に座って、俺の顔をまっすぐに見た。

驚いて体を引いた俺の袖を握って、口を開いた。


「こ、告白された!」


「………え、?」


コクハク?


「マジで!?」


フリーズしかけていると、潤平の叫び声でハッと我に返る。

朝霧が告白された……?

朝霧が……!?


今まで浮いた噂が一つもなかった、彼氏いない歴=年齢の朝霧が告白されたなんて……。


衝撃すぎて開いた口が塞がらないっていう状態を初めて体験した。




でも……そうか。


俺が誰も好きにならなければ、朝霧と今のままの関係でいられると思ってたけど、違うんだな。


朝霧が、他の誰かにとられる可能性があったんだ。







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