恋の神様におまかせ♪



その日の夜。


晩御飯を食べて、風呂に入って、自室のベットに座ってスマホを触る。

溜まっていたLINEを読みながら、ふと、炭酸が飲みたくなった。

そんなに好きな訳じゃないのに、今日は何故か無償に飲みたくて堪らなくて。


俺は髪が半乾きのままスマホと財布をポケットに突っ込んで、家を出た。











家から徒歩10分くらいのところにあるコンビニに、いつもの倍くらい遅いペースで歩いていく。


あれからまどかにLINEをしたけど、大丈夫だって返信が来たから大丈夫なんだろうけど………何故だか、ずっと嫌な感じがする。


胸がもやもやして、少し息苦しい。


やっぱりもう一回LINEしてみようかな……。


そう思ってスマホを取り出すと、またLINEが来ていた。

まどかからだった。



“そうた



すきたよ”



……ん?


なんか、文面がすっげーおかしい……。


なんで“そうた”って平仮名?

“すきたよ”って………“好きだよ”って意味?


「……あぁ……?」


思わず立ち止まって、画面を凝視したまま首を傾げてしまった。


つか、いきなりなんだよ。









< 252 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop