恋の神様におまかせ♪
帰り道。
さっきのことでまだ少し火照った顔を俯かせて、少し前を歩く蒼太にまた手を引かれながら歩いていく。
まるで、ほんとに恋人同士になったみたいだった。
自分の周りにいた、赤い糸で繋がった恋人達。
私は、少し憧れていたんだ。
皆、幸せそうな顔をしていたから。
私もいつか、こんな風に誰かと幸せになりたいな、なんて、心の奥でずっと思ってた。
今は……蒼太と、幸せになりたいって、思ってる。
ねぇ、これって……、この気持ちは、
好き、って、ことなのかな。